枝野幸男氏は、昨日のラジオ番組でも自民党の改憲案について、
「国民投票で否決すればいい。否決するための運動をいまから
準備を進めている」
と述べたようだ。
今年の憲法記念日には、枝野氏は「憲法論についてはほぼ山尾
さんが言うことと私の言うことは一緒だ」と明言してくれて
いたのに、そんなに「改憲案」を出して戦うのは危ないこと?
どうか立ち上がって欲しい。
改憲論議にあまり関心のない多くの一般国民は、
「憲法って、変えようが変えまいが、自衛隊はいるし、
攻撃されたら迎撃できるんだってみんな説明してるし、
どっちでもいいんじゃないの?」
という印象を持っていると思う。
その「憲法知らない」隙を温存しつつ、うまく利用して、
「自衛隊を憲法に書き込みましょうよ!」とねじ込み、
「そだねー。それぐらいいいよねー」と理解していないまま
“なんとなく賛成させる”という戦法をとるのが安倍加憲案だ
と思う。
だから、“否決するための運動”では響かないと思う。
憲法について立憲主義について、
堂々と真正面から説明することで国民を喚起し、
議論を巻き起こし、反対意見が出れば理路整然と解説を
述べることができる政党は、
山尾案を持つ立憲民主党だけだと思う。
今日の「もうひとつの立憲フェス」はかなり重要な議論が
行われる場になるはずだ。
枝野氏に届いてほしい。
そして、11月11日(日)には京都で「ゴー宣道場」。
「『戦争論』以後の日本と憲法9条」というテーマで、
これも、『脱・属国』に向けた思考の深堀、思想の構築を
めざす回になるはず。
こちらは応募締め切りが3日後、10月31日に迫っている。
予定のついた人はぜひご参加を!